4/3日 ヨハネの黙示録 1章1-8節「 覆いが取り除かれた 」
総合テーマ 神様のこれからのご計画
…すぐにも起こるはずのこと…そしてすでに始まっていること…
黙想のポイント1
・ヨハネがあげている様々なイエス・キリストの名前の意味を考え、味わいましょう。
黙想のポイント2
・7節の御言葉は再臨されるキリストを連想させます。
◆序文と挨拶
1:1 イエス・キリストの黙示。この黙示は、すぐにも起こるはずのことを、神がその僕たちに示すためキリストにお与えになり、そして、キリストがその天使を送って僕ヨハネにお伝えになったものである。
>>>この書は正式にはヨハネの黙示録ではなく、文頭の言葉から考えるとイエス・キリストの黙示録と題を付けた方がふさわしいのかもしれません。著者は十二弟子のヨハネと理解して学んでいきます。なお、これはおよそ二千年前の事です。その当時「すぐにも起こるはずのこと」は今では「すでに始まっていること」として部分的には受け止めていくことができるものです。神様のこれからのご計画についてご一緒にみことばに聴いて行きましょう。
1:2 ヨハネは、神の言葉とイエス・キリストの証し、すなわち、自分の見たすべてのことを証しした。
1:3 この預言の言葉を朗読する人と、これを聞いて、中に記されたことを守る人たちとは幸いである。時が迫っているからである。
>>>ヨハネがここに書かれている内容を緊迫感を持って語っていることが伝わって来ます。この内容を他の人にも聞かせ、実行することの大切さを訴えています。
1:4aヨハネからアジア州にある七つの教会へ。
>>>アジア州とあるのは、日本・韓国・中国を含むアジアのことではなく、現在のトルコの左半分付近で、また地中海をはさんで南対岸にエジプト、エーゲ海をはさんで西にギリシャ半島がある地方を指す言葉です。具体的には11節にある7つの町を指します。また、ヨハネ自身はその地方を眺望できるパトモス島(9節)に幽閉されていました。
1:4b -5①今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、また、②玉座(におられるお方)の前におられる七つの霊から、更に、③証人、④誠実な方、⑤死者の中から最初に復活した方、⑥地上の王たちの支配者、イエス・キリストから⑦恵みと平和(を与える方)があなたがたにあるように。⑧わたしたちを愛し、⑨御自分の血によって罪から解放してくださった方に、
1:6 ⑩わたしたちを王とし、御自身の父である⑪神に仕える祭司としてくださった方に、⑫栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。
1:7 見よ、⑬その方が雲に乗って来られる。すべての人の目が彼を仰ぎ見る、/ことに、彼を突き刺した者どもは。地上の諸民族は皆、彼のために嘆き悲しむ。然り、アーメン。
1:8 ⑭神である主、①今おられ、かつておられ、やがて来られる方、⑮全能者がこう言われる。「⑯わたしはアルファであり、オメガである。」
>>>黙示録で注目すべき内容の一つですが、ヨハネは様々な言葉でイエス・キリストを表現して行きます。その中には私たちを王とし、祭司として下さるという言葉もあります。主イエス・キリストを指し示す黙示録に出てくる一つ一つの表現に着目し、その言葉の豊かさを理解していきましょう。
*黙示録1章は聖書中、最も主イエス・キリストについて豊かに表現されている箇所ではないでしょうか。
<参考>
1:9 わたしは、あなたがたの兄弟であり、共にイエスと結ばれて、その苦難、支配、忍耐にあずかっているヨハネである。わたしは、神の言葉とイエスの証しのゆえに、パトモスと呼ばれる島にいた。
1:11 その声はこう言った。「あなたの見ていることを巻物に書いて、エフェソ、スミルナ、ペルガモン、ティアティラ、サルディス、フィラデルフィア、ラオディキアの七つの教会に送れ。」
1:20 あなたは、わたしの右の手に七つの星と、七つの金の燭台とを見たが、それらの秘められた意味はこうだ。七つの星は七つの教会の天使たち、七つの燭台は七つの教会である。