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朗読 『一日の発見 365日の黙想』10月15日

10月15日

しかし、憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かし

エフェソの信徒への手紙2章4~5節

 私たちは以前、罪のために神との交わりがなく、死んでいた。神の御心みこころを思わず、自分の欲するままに生きて、神の怒りを受けるべき者であった。「しかし」と、今日の聖句は語る。憐れみ豊かな神は、罪のために死んでいた私たちをキリストと共に生かしてくださった。すなわち、キリストは神の怒りを受けるべき罪人の私たちに代わって、十字架の裁きを引き受けて死んだ。キリストの死は、神に裁かれて死ぬ罪人の死である。そのことを私たちは知らなかった。私たちがまだ罪人であった時、キリストが私たちのために死んでくださったことによって、神は私たちを生かす愛を現わされた。キリストの十字架は罪人を生かす愛の苦しみであり、その復活は愛の勝利である。
 十字架の福音を受け入れ、信じてバプテスマを受けた私たちは、キリストと結ばれた。キリストの死と結ばれて、私たちの罪はあがなわれ、復活のキリストと結ばれて生きる者となった。今は、苦しみの日も、悲しみの日も、死ぬ日にも、復活のキリストが共におられる。キリスト・イエスは、憐れみ豊かな神が私たちを愛して与えてくださった最大のプレゼントである。「事実、あなたがたは恵みにより、信仰によって救われました。このことは自らの力によるのではなく、神の賜物です」(8節)。ああ、なんと驚くべき恵み。私たちは何をもってこの恵みに応えようか。神がキリストを与えてくださったのは、私たちが神の恵みに応えて神に仕え、隣人に仕える「い業」(10節)を行うためであることを心に留めよう。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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