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地域と共に歩む桜並木の教会

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朗読 『一日の発見 365日の黙想』10月1日

10月1日

パウロがこの幻を見たとき、わたしたちはすぐにマケドニアへ向けて出発することにした。

使徒言行録16章10節

 第二回伝道旅行で問安したリストラの教会に、評判の良いテモテという弟子がいた。パウロは彼を伝道旅行に連れて行きたかったので、彼に割礼かつれいを受けさせた。彼の父がギリシャ人だったからである。パウロはテモテが行く先々でユダヤ人に伝道するときに、割礼を受けたほうがよいと考えた。ユダヤ人たちがキリストの福音につまずくならともかく、それ以前の問題に躓かないためである。ここに「律法に支配されている人に対しては、わたし自身はそうではないのですが、律法に支配されている人のようになりました。律法に支配されている人を得るためです」(Ⅰコリント9:20)という伝道者パウロの自由な姿勢がある。「キリスト・イエスに結ばれていれば、割礼の有無は問題ではなく、愛の実践を伴う信仰こそ大切です」(ガラテヤ5:6)というのがパウロの主張であった。
 こうして、パウロ、シラス、テモテ、ルカの伝道チームは小アジアを北進ほくしんした。彼らがビティニア州に入ろうとした時、その行く道を閉ざされた。事情は記されていない。パウロはトロアスで、夜、一人の人がマケドニア州に渡ってきて欲しいと懇願こんがんする幻を見た。今日の聖句は、パウロの幻を聞いた同行者一同が、神は自分たちをマケドニア人伝道に召しているのだと確信し、パウロの幻を共有したことを語っている。
 教会は伝道計画を立てる時、神が教会に何を期待しておられるかを祈り、考える。その時、ある人に示された幻を聞き、吟味し、神の召しと確信したならば、これを皆で共有し、実行する。教会は伝道のヴィジョンを共有するチームである。

著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

 

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