10月18日
この計画は、……異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者……となるということです。
エフェソの信徒への手紙3章5~6節
使徒パウロは啓示された神の計画を語る。神は異邦人(世界のすべての民)を救うため、また人の罪によって混沌とした世界を救うため、計画を持っている。それは「世の初めから隠されていた秘められた計画」(9節)であり、「主キリスト・イエスによって実現された永遠の計画」(11節)である。
今日の聖句によれば、神の救いの計画は、第一に、世界のすべての民が「福音によって、……同じ体に属するものとなる」ことである。これによって、「わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができ」(12章)る。
第二に、神の計画は、終わりの時に、キリストの体に属する者が約束された御国を受け継ぐことである。その時、「天にあるものも地にあるものも、キリストのもとに一つにまとめられる」(1:10)。神の救いは、私たちがキリストに結ばれて、神の子とされるだけでなく、天地万物が更新される時、私たちの罪の体がまったく贖われて完成することである。
神の救いの計画は使徒たちに啓示され、「今や教会によって」(10節)、全世界に明らかにされる。すなわち、神は私たちを召して教会を建て、教会の宣教を通して救いの計画を進められる。私たちに福音宣教の力量があるからではない。パウロは神は恵みによって「最もつまらない者であるわたし」(8節)が福音に仕える者とされたと言う。自分の罪と無力を知り、罪人を救う神の恵みを知る者が福音に仕える者なのである。
著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/
朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。