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朗読 『一日の発見 365日の黙想』12月30日

12月30日

この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。

ルカによる福音書4章21節  


 ナザレの会堂において、主イエスは、「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである」(18節)というイザヤの預言書を朗読し、人々に今日の聖句を語った。主イエスはご自分を「油を注がれた」メシア(救い主)であると宣言した。この宣言を耳にする「今日」、主イエスの霊によって、捕らわれている人は解放され、目の見えない人は見えるようになり、圧迫されている人は自由にされる。

 主イエスがザアカイの家に泊まり、食事を共にした時、ザアカイは主に向かって悔い改めの決意を表明した。主イエスの愛が聖霊によってザアカイの心に注がれたので、彼は貪欲どんよくの罪から解放された。その時、主は「今日、救いがこの家を訪れた」(19:9)と言った。主イエスと共に十字架にかけられた強盗の一人が、主の憐れみを願うと、主は「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(23:43)と言った。彼の死は天における新しい誕生となった。主イエスが言う「今日」とは、翌日になれば、昨日になる今日ではない。主イエスの言葉とわざによって、神の国の救いにあずかる永遠の「今日」である。主イエスの言葉が私たちの耳に届く「今日」、私たちは罪からも、貧しさからも、死からも解放される。その時、私たちは神の国にいる。父なる神の家に迎えられて、神の恵みによって生きるようになる。この世において、病気になったり、侮辱ぶじょくを受けたり、悲しいことや苦しいことがあっても、私たちは主の言葉によって慰められ、望みを与えられて、すでに神の国にいる喜びを味わっている。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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