ようこそ西川口キリスト教会のホームページへ

地域と共に歩む桜並木の教会

教会員ページ

朗読 『一日の発見 365日の黙想』12月17日

12月17日

先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。

ヨハネによる福音書 20章8節

 

 東の空が明け染めた日曜日の早朝、ペトロと「もう一人の弟子」ヨハネは、マリアから主イエスが葬られた墓の石が取りけられていると聞き、墓に向かって走った。そして「からになった墓」を見て、主が語っていた復活のことを思い出し、信じた。
 その後、復活の主イエスが弟子たちにご自分を現わされた。復活の主は、弟子たちが食を共にし、その言葉を聞き、そのわざに触れた主イエスであった。弟子たちは喜びにあふれ、人々を恐れて隠れていた家から外に出て、大胆に主イエスを宣教した。「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です」(使徒 2:32)。
 人間は神に背を向けている罪のために死に支配され、その人生は空しくなっている。主イエスは罪と死にとらわれている人間に永遠の命を得させるために世に来た神の御子みこである。主イエスはご自分の命を犠牲にして、人の罪のあがないとなってくださった。神は十字架で死んだ主イエスを復活させて、罪と死から救うキリストとして立てられた。だれでも主イエス・キリストを信じるならば、神に罪をゆるされ、死の力から解放される。主を信じる者の人生は死に向かって終わるのではなく、死の先にある神の御国みくにに向かって行く。主が死の壁を突き破ってくださったからである。
 主イエスの復活を宣教する弟子たちには、絶えず疑いの声がついて回った。また人々からおどかされ、迫害された。しかし、弟子たちはもはや以前の人々を恐れる人間ではなかった。彼らは死に勝つ福音をたずさえて遠い世界にまで足を運んだ。弟子たちの変化した生き方こそ、主の復活の事実を証している。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

PAGE TOP