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朗読 『一日の発見 365日の黙想』12月10日

12月10日

永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのおつかわしになったイエス・キリストを知ることです。 

ヨハネによる福音書 17章3節

 

 今日の聖句の「知る」とは、知識的な「知」ではない。神を「あなた」と呼び、神に「私は」と答える人格的な関係のことである。ちょうど、私がある人と出会い、その人を信じるようになって、いつも言葉を交わし、一緒にいることを喜ぶ関係である。神を知り、イエス・キリストを知るとは、私が主イエスによって神の愛と真実を知り、神を信じて生きることを決心し、その時からいつも神の言葉を聞き、神に向かって語りかけることを喜ぶ、そういう人格的な交わりによって、神が私にとってかけがえのない方となることである。そして、神に愛されていることを心強く思い、私も神に喜ばれる者として生きようと願う人間に変えられていく、そのような神との交わりが「永遠の命」である。
 永遠の命とは、今すでに神との交わりによって、「死から命へと移っている」(5:24)ことである。しかし、万物が更新され、神の国が成就するのは終わりの日である。終わりの日が到来して、神を知っている者たちが「裁かれることなく、死から命へと」移される時、永遠の命は成就する。
 神を信じるとは、神との交わりを持つことである。思索しさくすることではなく、祈ることである。日々、「主よ、お話しください。しもべは聞いております」(サムエル3:9)と祈って、聖書から語りかける神の言葉を聞き、神の霊によって導かれて生きることである。「祈りは聖なる労働である」(フォーサイス)。労働はそれなりの決意と実行力が必要である。私たちが決意して「神さま」と呼びかける言葉を、神は聞いておられ、必ず答えてくださる。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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