ようこそ西川口キリスト教会のホームページへ

地域と共に歩む桜並木の教会

教会員ページ

朗読 『一日の発見 365日の黙想』12月7日

12月7日

あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。

 ヨハネによる福音書15章16節

                         
 社会通念では、弟子が師を選ぶのであるが、今日の聖句のように、私たちが主イエスに従う弟子となったのは、主が先立って私たちを選んでくださったからである。そのことを知って、私たちは主の弟子にふさわしくなくても、その私たちを承知で選んでくださった主に信頼して従う。
 主イエスは「あなたがたを世から選び出した」(19節)と言う。主イエスは、神を知らず、希望のない世にいた私たちを選び、神に仕える神の国に導いてくださった。今や「私たちの国籍は天にある」(フィリピ3:20口語訳)。
 主イエスは弟子を選ぶ理由を、彼らが出かけて行って実を結ぶためであると言う。国籍を天に持つとは、この世から逃避して生きることではない。「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」(12節)という主の命令を受けて、この世に遣わされるのである。
 私たちは世に遣わされる時、父から世につかわされた主イエスに見倣う。主イエスは「わたしは世を裁くためではなく、世を救うために来た」(12:42)と言って、神の愛と救いを世に示すために働かれたが、世は主を受け入れなかった。しかし、主は決して世を見捨てず、「涙を流しながら、ご自分を死から救う力のある方に祈りと願いとをささげ」(ヘブライ5:7)、この世におけるご自身のわざを成し遂げられた。今、主は人々を神の国に招くために、私たちを選び、世に遣わされる。神の国の宣教はキリスト者の使命であるが、主が涙を流しながら祈られたように、宣教は祈りなしに果せないことを心に刻みたい。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

PAGE TOP