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朗読 『一日の発見 365日の黙想』12月4日

12月4日

しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。


 ヨハネによる福音書14章19節

                        
 弟子たちは主イエスが居なくなることに不安を抱いた。事実、主イエスの死後、弟子たちの群れはユダヤ人の攻撃と、ローマ帝国の激しい迫害に悩まされた。小さな群れである教会は消滅しても不思議ではなかった。しかし、教会は全世界に広がっていった。それは、今日の聖句の通り、霊において生きている主イエスが弟子たちと共におられたからである。
 主イエスは、二千年前にこの地上に生きて、神の御心みこころを余すところなく示された。そして、十字架にかけられて死んだ。その生と死は、神の特別の啓示けいじであり、一回限りの出来事である。主イエスは死んだが、神の力により復活し、今、聖霊において生きておられる。それは、主イエスが地上の生涯で行われたことを、時代と場所を超えて行うためである。主イエスはこの世におられる時、身をもって神の愛を現わし、人々をみもとに招いた。そして、招いた者たちを弟子として愛し、訓練した。そのように、主イエスは今も私たちをみもとに招き、愛し、み言葉を語り、御業みわざを行う聖霊の主である。
 今日、日本の教会は小さな群れであり、世俗主義の波に押しつぶされそうな状態にある。にもかかわらず、教会は消滅せず、人々に主イエスを証しし、宣教の業を続けているのは、聖霊の主イエスが教会の主として働いておられるからである。主イエスはご自分を愛する人にご自分を現わし(21節)、ご自分を愛する人と一緒に住む(23節)と語った。主イエスを愛する人とは、日々、主のみ言葉を慕い、主に従う人である。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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