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朗読 『一日の発見 365日の黙想』7月28日

7月28日

わたしたちはこの奉仕の務めが非難されないように、どんな事にも人に罪の機会を与えず、あらゆる場合に神に仕える者としてその実を示しています。

コリントの信徒への手紙63~4

                         

 神はイエス・キリストによって和解の手を差し伸べ、人間の側がこれに応えて和解するようにと、和解の言葉を告げ知らせる。そして、和解の言葉を人々に告げ知らせるために、すでに和解を受けて、神との交わりに生きているキリスト者に、神は和解の言葉を委ねられる。「つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです」(5:19) 
 キリスト者は神の和解の言葉を伝える使者である。「ですから、神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい」(5:20)。私たちが福音を宣教するのは、「キリストに代わってお願いします」と神の願いを伝えるためである。伝道とは、神が私たちを愛して、交わりを願っておられることを伝えることである。 
 パウロは今日の聖句を語って、神から和解の言葉を委ねられた者として心がけていることを、コリント教会の信徒たちに示す。彼らの中には、罪をゆるす神の恵みをき違え、「すべては許されている」と言って、他者のことを考えずに自分勝手な行動をとる者がいたからである。キリスト者は神の使者なのであるから、人々がキリストの福音ではなく、福音を宣べ伝える者につまずかないように心がける。キリスト者は信仰を恥じないで、人々に自分がキリスト者であり「神に仕える者」であることを証しすることが求められている。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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