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朗読 『一日の発見 365日の黙想』7月26日

7月26日


キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。

コリントの信徒への手紙二 5章17節  


 天地を創造された時、神はこの宇宙に人間が住みやすい世界を準備し、最後に愛を込めて人間を創造したのである。神は聖なる人格である。神は人間を「神のかたち」に創造した。すなわち、人間が他者と交わり、愛の絆で結ばれるようにと創造したのである。神に愛され生かされているのに、神をあがめず、感謝もしないところに人間の罪がある。神は私たちが神と正しい関係を持つようにと、いろいろな方法で働きかけられる。神は私たちとの交わりを求められる方である。神はご自分のほうから人間との交わりを求めて、キリストによって和解の道を開かれた。すなわち、へりくだって人となられた神の御子みこキリストが、私たちの罪の責任を引き受けることによって、神は私たちに罪の責任を問わないで、和解の手を差し伸べられた。
 今日の聖句のように、私たちは神の和解の言葉を受け入れて、キリストと結ばれ、新しく創造されて、「神のかたち」を回復する。神の和解の光を浴びて、神を父と呼ぶ。そして、神に愛されていることを感謝して、神の愛に応えて生きるようになる。
 キリストに結ばれて新しく創造されたキリスト者は、神を礼拝する者たちである。礼拝は神との交わりである。私たちは聖書を通して、また説教を通してイエス・キリストの言葉を聞く。主イエスはどんな生涯を送ったのかと、「肉に従って」(16節)知ろうとするのではない。生きておられる霊のキリストの言葉を聞き、キリストに心を向けて祈る。私たちの信仰にとって大切なのは、現在のキリストであって、過去のキリストではない。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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