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朗読 『一日の発見 365日の黙想』7月17日

7月17日

わたしたちは、あなたがたの信仰を支配するつもりはなく、むしろ、あなたがたの喜びのために協力する者です。あなたがたは信仰に基づいてしっかり立っているからです。

コリントの信徒への手紙二 1章24節

 

    パウロたちは神の言葉を宣教する使徒である。しかし、自分たちは人の信仰を支配する者ではない、と今日の聖句で語る。私たちの間で「信仰を支配する」のはイエス・キリストだけである。
    それならば、使徒とは何か。「あなたがたの喜びのために協力する者です」とパウロは言う。喜びとは、キリストを信じて、知る喜びである。キリストの福音にあずかった私たちは、生きている時も、死ぬ時も、神のものであり、主が共にいてくださる。ここに私たちの慰めがあり、喜びがある。私たちはこの喜びを共にするために、説教し、説教を聞き、祈り合い、仕え合う。私たちは喜びのために共に働く同労者である。
    キリスト者は皆、「信仰に基づいてしっかり立っている」(24節)。一人ひとりが神としっかり結ばれている。神への信仰に堅く立っているのでなければ、私たちは福音のために共に働くことはできない。私たちは互いにもたれあう関係ではなく、自立している者でなければならない。「イエス・キリストにおいてのみ、私たちは相互に結ばれている。キリストが私と他者との間に立ってくださるゆえに、私は他者との直接の交わりを望むようなことはしない。……一人でいることのできない者は、交わりに注意しなさい」(ボンヘッファー)。「一人でいる」とは、一人で静まって神の言葉を聞き、祈り、神と結ばれている者である。信仰に堅く立つ者が、はじめて福音の喜びのために他の兄弟姉妹と一緒に奉仕することができる。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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