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朗読 『一日の発見 365日の黙想』7月10日

7月10日

どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、しっかり覚えていれば、あなたがたはこの福音によって救われます。

コリントの信徒への手紙一15章2節


 パウロ自身が受け、そして告げ知らせた福音は、「キリストが聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたこと」(3~5節)である。神は私たちの罪のために死んだキリストを復活させ、救い主とされた。キリストの死と復活によって、私たちの罪は赦され、神との和解の道が開かれた。このことは「聖書に書いてあるとおり」、神の計画と約束に基づいている。

 復活のキリストは弟子たちに現われて、永遠に生きているご自分を示された。キリストは復活して、今も生きておられる。そして、私たちにも現われてくださる。キリストは目に見えない霊的な方であるが、私たちはその言葉を聞き、その救いと恵みを体験するからである。今生きているキリストは、二千年前の歴史に生きた主イエスである。聖書に証言されている主イエスは、今も同じように語り、働いて、ご自分を現わされる。そして、私たちの罪とその悲惨さを示すと共に、罪をゆるして私たちを神の子とし、神を信じ神に仕える者にしてくださる。今、生きて私たちのうちに働かれる聖霊のキリストは、終わりの日に神の国を受け継ぐ保証である。
 福音を「しっかりと覚えていれば」という今日の聖句は、具体的に、日々、聖書を通してキリストの福音を聞き、福音をり所として生活することである。聖霊のキリストは私たちに伴い、私たちを導いてくださる。キリストと関係を持って生きることこそ、私たちの生活の確かなり所である。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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