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朗読 『一日の発見 365日の黙想』7月19日

7月19日

神は、わたしたちをいつもキリストの勝利の行進に連ならせ、わたしたちを通じて至るところに、キリストを知るという知識の香りを漂わせてくださいます。  

コリントの信徒への手紙二 2章14節

 

 パウロの宣教は苦難の連続であった。しかし、その中で、神は彼に勝利を与えてくださった。今日の聖句は、この霊的な経験を皇帝の凱旋がいせんたとえたものである。 この時代、戦争に勝利した皇帝は兵隊たちを従えてローマ市民の前を凱旋がいせんした。それと同じように、キリストが霊の戦いに勝利して凱旋がいせんする時、パウロは一兵卒として勝利の行進に加えられ、その光栄にあずかると言う。キリストに従って生きる信仰者には、罪とサタンとの戦いがある。時には苦しい戦いを強いられ、一時的に罪やサタンに負けることがある。しかし、キリストを信頼し、キリストと共に戦うなら、勝利を経験する。  勝利の喜びを表わす香りが行進からただようように、神はキリストの勝利の行進に連なる者たちを通して、至るところにキリストの福音の香りを漂わせる。この香りは、滅びる者には死から死に至らせる香りとなり、救われる者には命から命に至らせる香りとなる。  
 パウロは、福音宣教の務めの重大さに、「このような務めにだれがふさわしいでしょうか」(16章)と言う。自分はふさわしいと言える者はだれもいない。むしろ、自分の言動が人々を躓かせているのではないかと思うと、落胆する。しかし、パウロは言う、「わたしたちは、憐れみを受けた者としてこの務めをゆだねられているのですから、落胆しません(4:1)。私たちは主の憐れみを受けた一兵卒として、主に従うのである。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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