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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「共に築く新しい教会共同体」 四津 明美

2024年6月30日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所 コリントの信徒への手紙二 5章17-18節

 

「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」

コリントの信徒への手紙二 5章17節


 今月私たちは「教会共同体の絆」というテーマで毎週の宣教を聞いてきました。この教会共同体を構成する私たちとはどういう者なのでしょう。今日の聖書からはまず第一に、「新しく創造された者」だということです。「キリストと結ばれる」とは「キリストを信じる」ということ、それも「キリストの十字架の死による贖いが自分のためになされた」と信じることです。「新しいものが生じた」という言葉には完了形が使われていて、それは新しくなった結果は、ずっと継続していることを示しています。自分の感情や実感には左右されません。
 二番目に、教会共同体を構成する私たちは「和解のために奉仕する任務を」を授けられているということです。神と人との間の分断に、キリストが仲介役として入ってくださったのが十字架の死の贖いです。それを人間が受け入れる時、神との間で和解が成立します。この和解を、世の人に伝えていくことがキリストを信じる私たちに与えられている任務、役割です。キリスト教はそうして今日まで伝えられてきました。
 先週から本日までの1週間は「神学校週間」です。神学生も、和解ための働き人になりたいという思いを格別に神から与えられた方たちであると言えます。神学校の学生と神学校、神学部を覚えるとともに、この共同体の中から、和解の働き人へと歩みを進める方が与えられることも祈って行かねばならぬことだと思います。これもまた聖霊によってなされることであり、その聖霊の働きを求めて祈ることがわたしたちの使命でもあります。
 朴先生が4月に着任されて今日でまる3か月。「新しい旅立ち」のまっただ中にある私たちです。「協働」ということが今とても重要になっています。教会員と牧師が協力して働く。それこそバプテストです。今まではなかった働き方、協力の仕方です。まさにここにも「新しいものが生じ」ているのです。私たちの教会には、これまで慣れ親しんできたものとは異なる、この時代のこの2024年を生きる私たちにふさわしい新しい教会像、新しい牧師像が求められています。今年度の主題聖句のように、「後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、目標を目指してひたすら走」っていきましょう。

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