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朗読 『一日の発見 365日の黙想』11月2日

はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。

ヨハネによる福音書3章5節

 ある夜、ユダヤ議員のニコデモが主イエスのところに来て、教えをうた。主はニコデモに言った。どんなにあなたが努力して知識を積み、修行をしても、新しく生まれ変わらなければ神の国を見ることはできない、と。そう言って、主イエスが単刀直入にニコデモに語ったのが今日の聖句である。
 「水」とは、バプテスマである。私たちは主イエスを信じてバプテスマを受け、主と結ばれ、主の死と復活にあずかる。バプテスマは自分の罪に死ぬこと、頼みにして来た自分をほうむることである。自分を葬るとき、神の「霊」が私たちを新しく生かす。神の霊は風と同じで見えないが、神の愛と恵みの風に触れて、それと知る。聖霊によって神の愛が心に注がれる時、私たちは罪のゆるしと、私たちを神の子とする神の恵みを確信する。「この霊によってわたしたちは、『アッバ、父よ』と呼ぶのです。この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます」(ローマ8:15~16)
 私たちは主イエスを信じ、主に身をゆだねてバプテスマを受けることにより、過去の自分が葬られ、天から吹いてくる霊の風に吹かれて生きるようになる。神に持ち運ばれて、この人生を生きる。この風に吹かれると、不思議に神に愛されている喜びが沸いてくる。この風に吹かれると、神が私たちと共にいてくださることを知り、私たちのうちに希望と忍耐が生まれる。この事実を指して、主イエスは「新しく生まれる」、「神の国に入る」、神が生きて働かれる世界を見ると言った。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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