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朗読 『一日の発見 365日の黙想』9月21日

9月21日

主イエスよ、わたしの霊をお受けください。……主よ、この罪を彼らに負わせないでください。

使徒言行録7章59~60節

 ステファノは選ばれた七人の一人であった。彼は出て行って、主イエスは神が約束した救い主であることを語った。彼は捕らえられ、最高法院に引かれて行った。ここで、弁明に立ったステファノは、イスラエルの歴史から説き起こして人々に説教した。

 ステファノは、神に選ばれたイスラエルの民が、いかに神に逆らい続けているかを告発した。民は正しい方が来られると預言した預言者たちを殺した。そして、今や、その正しい方を殺す者となった。これによって、民は神の律法に背いた。ステファノは民の罪を指摘することによって、主イエスによる罪のゆるしと救いを語り、悔い改めを求めようとした。しかし、ステファノの説教は、神と律法に対して熱心であると自負していたユダヤ人の激しい怒りを買った。

 人々はステファノの説教に歯ぎしりし、耳をふさぎ、大声で叫びながら彼に襲いかかり、都の外に引きずり出して、殺すために石を投げた。人々が怒り狂う中で、ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の右に立っておられる主イエスを仰いでいた。そして、今日の聖句の言葉をもって祈り、人々が投げる石を身に受けながら死の眠りについた。彼は初代教会の最初の殉教者じゅんきょうしゃとなった。ステファノの死は、第三者から見れば、その将来を断ち切られた非業ひごうの死であろう。しかし、彼の死は、非業ひごうな死に終わらない。神に仕える人生は、たとい短く、不十分なままで断ち切られるとしても、神に持ち運ばれ、用いられた人生を感謝し、罪のゆるしを信じて、神に自分を委ねることができるからである。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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