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朗読 『一日の発見 365日の黙想』9月15日

9月15日 

 彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 

使徒言行録2章42節 

 今日の聖句は、始まったばかりの教会の働きを伝える。「使徒の教え」は、主イエス・キリストについての使徒たちの宣教である。使徒たちは、主イエスの生涯、その教えと働き、十字架の死と復活によって成し遂げられた神の救いの証人である。新約聖書は使徒たちの証言であり、教会の信仰は「使徒や預言者という土台の上に建てられて」(エフェソ2:20)いる。 

 教会は信仰によって主イエス・キリストと結ばれた者たちの「相互の交わり」である。初代教会は、神殿に行って祈りの時間を守ったが、主の日には、家ごとに集まって、「パンを裂くこと」を行った。パン裂き、すなわち「主の晩餐」(Ⅰコリント11:20)によって、教会は絶えず、救いと信徒相互の交わりの根拠が主イエスのあがないの恵みであることを想起して、神を礼拝する。 

 教会は「祈ることに熱心であった」。教会は人間を相手にする集団であり、天に国籍があり、神に通ずる天の窓を持つ集団である。教会は「祈りの家」(マタイ21:13)である。 

 初代エルサレム教会の信徒たちは、「すべての物を共有にし」(44節)ていた。信仰によって富の私物化から解放された信徒たちは、主のため、また貧しい兄弟姉妹のために、富を共有するようになった。このようにして、教会は「神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされた」(47節)。今日の教会は初代教会の働きを継承している。教会の働きは、宣教、礼拝、教育、交わり、祈り、奉仕である。教会は、これらの働きを通して、神を賛美し、人々に主を証しする。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。 文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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