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朗読 『一日の発見 365日の黙想』6月20日

6月20日

人はわたしたちをキリストに仕える者、神の秘められた計画をゆだねられた管理者と考えるべきです。


コリントの信徒への手紙一 4章1節

 

 管理者とは、主人から財産や仕事を任されている者である。管理者はオーナー(所有者)ではない。管理者は主人のものを預かって、これを主人の意向に沿って活用する。人間は神からさまざまな賜物を委ねられた管理者であるというのが、聖書の人間観である。創世記は、神は人を「エデンの園に住まわせ、人がそこを耕し、守るようにされた」(2:15)と語ることによって、人間は神から委ねられたものを「耕し、守り」、神に対して責任を果たすべき管理者であると告げる。
 神が管理者である人間に期待されることは何か。「神のさまざまな恵みのい管理者として、その賜物を生かして、互いに仕えなさい」(Iペトロ 4:10)とあるように、私たちがどんな仕事であれ、どんな境遇であれ、これを神が与えたものと受け止め、これを生かし、これをもって互いに仕え合うことである。
 今日の聖句は、キリスト者は神の秘められた計画を委ねられた管理者であると語る。「神の秘められた計画」とは、神がご自身に対して責任を果たしていない人間の罪を赦し、ご自身との正しい関係を回復する救いの計画であり、キリストに啓示された神の福音である。キリスト者は福音を委ねられた管理者として、神に対して忠実であることが求められる。私たちは福音を曲げないで、これを人々にべ伝えなければならない。そのためには、絶えず神の言葉を聞き、祈って神の指導を仰ぐことが大切である。「忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られるしもべは幸いである」(ルカ 12:42~43)。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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