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朗読 『一日の発見 365日の黙想』6月16日

6月16日

わたしたちには、神が“霊”によってそのことを明らかに示してくださいました。霊は一切のことを、神の深みさえもきわめます。

コリントの信徒への手紙一 2章10節 

 


 
パウロはイエス・キリストの十字架を「隠されていた、神秘としての神の知恵」(7節)と言う。十字架に秘められている「神の知恵」は、人がどんなに研究しても知ることはできないからである。今日の聖句のように、そのことを知るのは神の霊による。私たちがキリストの生涯、その十字架と復活の出来事を通して私たちを救う神の知恵を知り、「イエスは主である」と告白するのは聖霊による(12:3)。また、私たちが聖書から、今、語りかける神の言葉を聞き、これに答えて神を「アッバ、父よ」と呼ぶのは、聖霊による(ローマ8:15)。聖霊はみ言葉をもって私たちを神との交わりへと導く、生きて働かれる神である。
 私たちが神について考えている間は、神との交わりはない。しかし、イエス・キリストを通して「わたしはあなたを愛している」と語りかける神の言葉が私の魂に届き、私が「うれしいです」と答える、そこに神との交わりがある。神は遠くにおられるのではない。神は私たちの近くにおられる。私たちが「天の父よ」と呼ぶ時、その声が大きかろうと小さかろうと、神は聞いておられる。だから、子どもが父親に話しかけるように、神の名を呼んで、何でも話せばよい。神と語る私たちはもはや孤独ではない。「わたしたちの交わりは、御父おんちち御子みこイエス・キリストとの交わりです。わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです」(Ⅰヨハネ1:3~4)


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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