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朗読 『一日の発見 365日の黙想』6月9日

6月9日

全世界に行って、すべての造られたものに福音をべ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は救われるが、信じない者は滅びの宣告を受ける。

マルコによる福音16章15~16

 

 十字架で死んで、死からよみがえらされた主イエスは私たちの罪のあがない主である。主は私たちを、創造者であり、天の父である神と結びつけてくださった。この救いのおとずれが福音である。この福音を信じてバプテスマを受け、神と結ばれて生きる者は救われる。死に向かって生きていた人生が、死の彼方にある命に向かう人生に変えられる。死に向かう空しい人生から、神に愛され、神の御心みこころに従う意味ある人生に変えられる。救いの恵みはすべての人に及ぶが、福音を信じない者にはその恵みが生きて働かない。
 しかし、主イエス・キリストによって神と結ばれ、神の支配の中に生きる者には、恵みの「しるし」が伴う。神と結ばれた者は「蛇をつかむ」、すなわち、人間を神から引き離し、罪を犯すように誘う悪しき霊の力に勝利する。主を信じる者は「新しい言葉を語る」。たとえ苦難にあっても、また、死の陰の谷を行く時も、神信頼の言葉を語る。信仰の兄弟姉妹たちのうちに、主イエスが生きておられる「しるし」を見る。主を愛し、主に仕える姿に、祈りと愛に生きる姿に、病気を患っても病気に捉われない姿に、主が生きておられる「しるし」を見る。
 主イエスは今、見えない聖霊として臨在りんざいされる。そして、弟子たちを召し、弟子たちと共に働き、弟子たちが語る言葉が真実であることをお示しになる。弟子たちが語る福音を聞いて、真実であると信じる人々が起こされるのは、聖霊の主の働きである。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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