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朗読 『一日の発見 365日の黙想』6月6日

6月6日

あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる。 

マルコによる福音16章7

 

 主イエスは復活された。十字架で殺された主イエスを、神が復活させた。ハレルヤ。主の復活は死者が息を吹き返したという蘇生ではない。主は死に打ち勝って、永遠の世界に移されたのである。神は主イエスを死から復活させたことによって、すべての人間のために罪のゆるしと死の彼方にある永遠の命の道を開かれたのである。主イエスは言った。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる」(ヨハネ11:25)。今や、復活の主イエスにお会いし、主イエスを信じる者は罪に定められず、死んでも生きる永遠の命への道を歩むのである。
 み使いは、復活の主イエスに会える場所はガリラヤであると今日の聖句を語った。ガリラヤは主イエスが人々に神の国の福音を宣教し、救いの御業みわざを現わされた場所である。弟子たちにとって、ガリラヤとは彼らが主イエスと初めて出会い、その言葉と業に身近に触れた場所である。弟子たちは再びそこに行くことによって、復活の主イエスにお会いした。
 今日、私たちが復活の主イエスにお会いするガリラヤはどこか。今日のガリラヤは、主イエスが神の国を宣教し、私たちに新しい生き方へと決断を促す教会である。ここで私たちは復活の主と出会い、復活の希望を与えられ、主に伴われて新しい人生を始める。私たちの人生はもはや死に向かって進むのではなく、死から生へと導かれて行く。「私たちは日没に向かって旅する者ではなく、イエス・キリストによって日の出に向かって旅する者である」(バークレー)。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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