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朗読 『一日の発見 365日の黙想』5月5日

5月5日

彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった

マルコによる福音書3章14~15節


 主イエスは山に登り、「これと思う人々」を呼び寄せた。呼び寄せられた者たちは、自分の意志で主の招きに応えたのであるが、主イエスが先に「これはと思う人」を選んだのである。主の選びこそ、私たちが主の弟子であることの確かさである。
 主はみ許にいる人々の中から、特別に十二人を任命し、使徒と名づけた。十二人の使徒を任命することによって、主は新しいイスラエル、新しい神の民の共同体を造られるのである。
 今日の聖句は、主イエスが十二人を任命した目的、すなわち新しいイスラエル(教会)を造られた目的を語っている。その第一は「自分のそばに置くため」である。十二人は主のそばにいて、主がどのような方かを知るのである。彼らは最初から主イエスのことが分かったのではなかった。むしろ、誤解したりつまずいたりした。しかし、そばに居続けることによって、彼らは主の言葉を聞き、その生涯とその働きを見た。何よりも、主イエスの十字架の死と復活によって成就された神の救いを見た。
 復活の主は、今、使徒たちの宣教を通して、その証言である聖書を通して、私たちに語り、私たちをそばに呼び寄せ、神の民の共同体である教会を造られる。教会の土台は使徒であり、教会のかなめ石はキリスト・イエスである(エフェソ2:19~20)。主イエスが私たちを呼び寄せられたのは、そばに置くためである。私たちは主の言葉を開き、祈り、賛美する礼拝において、主のそばにいるのである。主が何よりも第一に求められるのは、主のそばに居続けること、主を礼拝することである。主にまみえるために「山」に登り、喜んで主のみ言葉を聞こう。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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