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朗読 『一日の発見 365日の黙想』3月17日

3月17日

行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。

マタイによる福音書28章10節


 日曜日の朝、墓に向かった婦人たちに、復活の主イエスが現われ、「シャローム」(平和があるように)と声をかけた。まさしく、罪のあがないを果たした復活の主は、「神の平和」をもたらす方である。彼女たちは主の言葉を聞き、恐れながらも大いに喜び、弟子たちに知らせるために走った。復活を信じることは、当時の人々であれ、現代人であれ困難である。「人間は死んだらおしまい」、それが私たちの共通認識である。しかし、無から有を創造される神は、主イエスの復活によって、私たちの思い込みを粉砕する。「人間は死んだらおしまい」と思い込ませ、人間を刹那せつな的なものに駆り立てる死を粉砕する。私たちの生は、死によって万事が終わるのではない。復活の主イエスは目に見えないが、今生きて、私たちに語り、導き、同伴してくださる。主イエスを信じ、主イエスと共に歩むようになった私たちにとって、死は終わりではなく、本当の明日に向かって歩む旅立ちである。「神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、希望を与え、また、あなたがたのために天に蓄えられている……財産を受け継ぐ者としてくださいました」(Ⅰペトロ1:3~4)。
 今日の聖句は、復活の主イエスに出会う場所はガリラヤであると告げている。ガリラヤは主イエスが福音を語り、みわざを現わされた場所である。今日、私たちが復活の主とお会いできるガリラヤは、主が福音を語り、みわざを現わされる教会である。ここで私たちは主にお会いし、復活の信仰が与えられる。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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