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朗読 『一日の発見 365日の黙想』2月18日

2月18日

これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心みこころではない。

マタイによる福音書18章14節

 

 「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう」(12~13節)。主イエスは迷い出た者に対する神の愛を、一匹の羊を捜しに行く羊飼いにたとえて、今日の聖句を語った。神から迷い出た者が、そのまま放って置かれるならば、滅びるからである。しかし、これらの「小さな者」の一人も滅びることを願わない神は、御子みこイエスを通して、迷い出た者を追い求める愛を現わされた。病人や徴税人など、「罪人」と呼ばれた人々の側に身を置いた主イエスは、小さな者に対して特別な愛情を注がれる神の姿である。
私たちはこの神の愛によって救われた。主イエスは私たちがそのことを忘れないで、互いに愛し合うようにと命じる。特に、「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい(10節)と語って、社会的に小さくされている人、また信仰の弱い人を大事にするようにと言われた。そして、「小さな者」を軽んじ、またつまずかせる者に対する神の厳しい裁きを語った。もし私たちが「小さな兄弟」を受け入れないなら、それは主イエスが建てようとする教会を壊す行為である。主イエスは私たちが小さな兄弟を軽んじないというだけでなく、積極的な関わりを持つことを命じている。教会は社会的影響力や経済力が評価されるところではなく、一人の存在が大事にされるところである。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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