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朗読 『一日の発見 365日の黙想』2月17日

2月17日

心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。

マタイによる福音書18章3節

 

「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と弟子たちが尋ねた時、主イエスは一人の子どもを立たせて、今日の聖句を語った。弟子たちは天国へ入るのは当然のように質問したのであるが、主は天国に入る条件を語った。天国でだれが一番偉いかと質問すること自体が、天国のことを知らないのだが、主は弟子たちの愚かな質問にも愛情をもって答えられる。私たちもたくさんの思い込みを持っているが、主イエスに問うことによって、分からせていただくのである。
 主イエスは「自分を低くして、この子どものようになる人」と言う。「子どものようになる」とは、子どもが親や周囲の人の愛がなければ生きられないように、父なる神に素直に信頼することである。虚栄を張らず、自分を低くして、神の前で子どものようになる者が、天国に入るのである。主イエスは「心を入れ替えて」子どものようになれと言う。子どもの信頼は生まれながらであるが、私たちが神に対して子どものようになるには「心を入れ替え」なければならない。主イエスの言葉に応答して、神を信頼しようと決心しなければならない。私たちが神を天の父と信じる者となったのは、神の霊に導かれて、決心したからである。「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。……この霊によってわたしたちは、『アッバ、父よ』と呼ぶのです」(ローマ8:14~15)。教会は主の言葉と聖霊に導かれて、神を「父よ」と呼ぶ神の子たちの交わりである。それゆえ、教会では、賜物の違いはあっても、偉い人はいない。自分を偉く見せようとする虚栄心も必要がない。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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