ようこそ西川口キリスト教会のホームページへ

地域と共に歩む桜並木の教会

教会員ページ

朗読 『一日の発見 365日の黙想』1月8日

1月8日

平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。

マタイによる福音書5章9節


 人はだれでも他者との出会いを大事にし、その関係を良く保ちたいと願う。しかし、近い人であればあるほど良い関係を保つことが難しく、不和や対立のために苦しむのが人間の現実である。人と人とが和合する平和はどこから来るのだろうか。

 見せかけではない真の平和は、私たちの本性からは出て来ない。それは神から来る、と聖書は語る。神は神に敵対しつづける人間を滅ぼして当然であるのに、御子みこの死によって人間の罪を償い、敵対する人間の罪を赦すと宣言された。「わたしたちがまだ罪人(神の敵)であった時、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました」(ローマ5:8)。
 イエス・キリストに現れた神の義と愛を知って、心から悔い改め、差し伸べられた神の和解を受け入れる時、私たちのうちに平和が与えられる。神と和解し、神に信頼して与えられる平和がなければ、私たちは人との平和を作り出すことはできない。神を信じない人間は、頼れるのは自分だけである。「あなたがたの間に戦いや争いが起こるのは、あなたがた自身の内部で争い合う欲望が、その原因ではありませんか」(ヤコブ4:1)。世界の平和を打ち立てようとされる神は、まず一人ひとりの人間が神と和解し、神の義と愛の支配の中で生きることを求める。そして、神との和解にあずかった者を和解の証人として、世に遣わす。平和を実現する者とは、終わりの日に、あらゆるものをキリストのもとに一つにする神の計画を信じて、和解の福音をべ伝える者、証しする者である。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

PAGE TOP