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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「平和の道を歩む」朴 思郁 牧師

2024年8月11日(日)平和主日礼拝 宣教要旨
聖書箇所 イザヤ書2章1-5節

 

「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし/槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず/もはや戦うことを学ばない。」

イザヤ2章4節


 今日は平和主日礼拝です。過去の悲劇を振り返るだけでなく、現在も続く戦争に目を向け、平和のために何ができるかを考えるべき時です。現代社会においても、戦争の脅威は続いており、私たちはその現実に真剣に向き合い、具体的な行動を取る必要があります。今日の礼拝では、イザヤ書2章1-5節に記された神の平和の幻について考えます。ここでは、終わりの日にすべての国々の民が神の教えを求め、争いを止め、共に神を礼拝するという未来が描かれています。
 預言者イザヤが見た「幻」、つまり神からの明確な終末に関するメッセージがテーマです。この幻は、全人類が共に神を礼拝し、神の言葉が語られ、平和が実現する未来を描いています。イザヤの幻は、①全ての人々が神を礼拝し、②神の言葉に従って生きること、③戦争の道具が平和の道具に変わることを示しています。これらは、私たちが目指すべき究極の理想の姿です。
 本日の礼拝で学ぶイザヤの終末論的希望は、未来の平和を待ち望むだけでなく、私たちが今この場でその平和を実現するためにどう行動すべきかを示しています。
 まず、私たちは礼拝者として神を第一に礼拝することが求められます。イザヤの幻に描かれているように、すべての国々が神を礼拝する日は、私たちが神の臨在を求め、神との関係を深めることによって近づいてくるのです。礼拝は、私たちが神の愛と恵みを再確認し、心の姿勢を整える場であり、忙しい日常の中でも神との時間を大切にすることが重要です。
 次に、神の御言葉を実践することが大切です。イザヤは「主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と語っています。神の言葉は私たちの人生における羅針盤であり、それに従うことで正しい道を歩むことができます。具体的には、隣人愛や正直さを日々の生活の中で実践し、家族や職場、地域社会で愛と正義に基づいた行動を取ることが求められます。
最後に、私たちは平和を作り出す者としての責任を果たすことが必要です。イザヤ書には「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」と記されていますが、これは戦争の道具が平和の道具に変わることを象徴しています。平和を作り出すとは、争いを避けるだけでなく、積極的に対話を重ね、和解を促し、協力し合うことです。家庭や職場、地域社会で平和の精神を広めるための行動を心がけることが大切です。
 これらの3つの側面を通じて、私たちは神の平和をこの世に広める役割を果たすことができます。イザヤの幻を心に刻み、日々の生活の中で実践することで、私たちは「平和の道を歩む」ことを通して、未来の平和を実現する一歩を踏み出しましょう。

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