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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「手をつないで歩む」朴思郁 牧師

2024年4月21日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所:ヘブライ人への手紙 10章 24-25 節

 

「互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会を怠ったりせず、むしろ励まし合いましょう。」

ヘブライ10:24-25a)


 ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』は、19世紀初頭のフランスを舞台に、社会的変動と人間の尊厳を描いた小説です。主人公ジャン・バルジャンの物語は、赦し、再生、希望の力を通じて、神の恵みを受け入れ、それを他者に還元する重要性を示しています。さらに他の登場人物たちも互いに支え合い、困難を乗り越える物語から、私たちが共に生きる力を育む大切さを学びます。
 私たちは、ヘブライ人への手紙を通じて、私たちが「手をつないで」歩むべき理由とその歩みが共同体をどのように強化し、神様に喜ばれるかを学ぶことができます。特に、ヘブライ人への手紙10章24節と25節には、「互いに愛と善行に励むように心がけ、集会を怠らず、励まし合いましょう」と記されていますが、私たちが神様に喜ばれる生活を送るための具体的な行動指針を提供しています。
まず、「互いに愛と善行に励む」ことの重要性が強調されています。これは、私たちが日々の生活で愛を具体的な行動に変え、善行を積み重ねることで信仰を形として示すことです。この善行は、人々がお互いを気遣い、支援する機会を提供し、地域社会にも良い影響を与えます。教会内での一体感を強化するだけでなく、外部の人々に対しても教会が伝える福音を示す架け橋となります。
次に、集会への参加が強調されています。「集会を怠らず、励まし合いましょう」という言葉は、私たちが互いの信仰を強化し、教会としての共同体を築くために不可欠です。集会は、霊的な成長と支え合いの場であり、教会員が一体となって神との関係を深める重要な時間です。これは、私たちが日々直面する挑戦や困難に備える力の源となります。
 最後に、私たちがそれぞれの役割を受け入れ、それを実践することが求められています。使徒パウロは私たち一人ひとりが異なる賜物を持っていると説いており、これらの賜物を教会の成長と共同体の強化に活かすことが重要です。音楽、教育、おもてなし、管理などの才能を持つ人々がそれぞれの賜物を使い、教会活動に積極的に参加することで、教会はより豊かで活力あるものになります。
これにより、私たちが互いに仕え合い、励まし合いながら共に成長していくことで、教会は神に喜ばれる豊かな共同体へと成長していくでしょう。私たちがこの貴重な信仰の旅を共に進むことで、信仰を深め、神との絆を強化し、困難な時でも互いを支え、強く結ばれる共同体を築いていくのです。

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