2023年6月25日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所:使徒言行録 9章 10~19節前半
「兄弟サウル、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、あなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」
使徒言行録 9章 17節
イエスを信じる者たちを殺し、捕縛しようと、ダマスコに向かっていたサウロは、イエスさまと衝撃的な出会いをし、なぜ私を迫害するのか、というイエスさまからの迫りを受けます。これからどうすればよいのかについて、イエスさまは直接サウロに語ることはありません。
迫害者だったサウロのもとに行き、祈って派遣の言葉を告げよと主が命じたのはイエスを救い主と信じるアナニアでした。サウロの迫害の対象者であるアナニアには、承諾することの難しい主の言葉でした。正直に自分の気持ちを主に告げるアナニアですが、主は「行け」と彼を派遣するのです。
最終的に、アナニアは、主の呼びかけに信頼します。多くの人々が語る、迫害者としてのサウロにではなく、出かけて行って「兄弟サウル」とサウロに呼びかけます。主が語る通り、サウロは主の出会いによって変えられた、ということに信頼し、アナニアもまた変えられたのです。
私たちは、それぞれ、主の召命と派遣を受けて遣わされます。まず主が私たちに信頼してくださっているのです。私たちの立つよりどころを考え直してみませんか。それは、ムリ、と思う時にも、私たちを信頼してくださった主に、わたしたちも信頼し、差し出された手を取って、主の招きに「えいやっ」とよりどころを踏みかえていきませんか。