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朗読 『一日の発見 365日の黙想』1月22日

1月22日

求めなさい。そうすれば、与えられる。

マタイによる福音書 7章7節

 

 人は苦しい時に神に祈る。「苦しい時の神頼み」であっても、神は拒まれないであろう。神は「悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、あなたはわたしをあがめるであろう」(詩編50:15)と言われる。神はご自分に依り頼む者を喜んで助けられる。
 主イエスは私たちに、求め続けよ、探し続けよ、叩き続けよと言って、失望せずに祈ることを教えた。そして、そうすれば与えられる。そうすれば見つかる。そうすれば開かれると言い、祈りは必ず神に聞き届けられること、しかも、「あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない」(11節)と言われる。求めた通りではなくても、天の父は私たちのために一番良いものをもって応えてくださる。
 主イエスは、真夜中に友人のところに行き、パンを分けてほしいと執拗しつように頼んだ人のたとえを語って(ルカ11:5~8)、真剣に祈り求めるべきことを教えた。たとえの中の、友人にパンを求めた人が執拗に願い続けた理由は、自分のところに来た友人に差し出すパンがなかったからである。「貧しかった」からである。「今飢えている人々は、幸いである」(ルカ6:21)と主イエスが言うのは、貧しくて飢えていることが幸いなのでなく、飢えのために神に祈り、神に依り頼むから幸いなのである。私たちは自分の貧しさを覚えて、執拗に祈らなければならない。助けを求める兄弟に何も出すものがない自分の愛の貧しさを覚えて、愛を求めて祈らなければならない。「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から生まれ、神を知っているからです」(Iヨハネ4:7)。祈るものは、愛は神から生まれることを知る。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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