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朗読 『一日の発見 365日の黙想』9月9日

9月9日

なぜ、生きておられる方を死者の中にさがすのか。あの方はここにはおられない。復活なさったのだ。

ルカによる福音書24章5~6節

 主イエスが葬られた墓に行った婦人たちは、遺体が見当たらず途方に暮れていると、み使いが現われて今日の聖句を語った。婦人たちは急いで墓から帰り、使徒たちに一部始終を知らせた。しかし、使徒たちは婦人たちの話がたわごとに思われたので、信じなかった。復活は現代人だから信じられないのでなく、その時代の人々も信じられなかったのである。しかし、信じなかった使徒たちが、その後、主イエスの復活を語り始めた。人々におどされても、嘲笑ちょうしょうされても、語ることを止めなかった。彼らは復活の主に出会ったからである。

 私たちが主の復活を信じられないのは、主イエスをかつて生きていた聖人として、その素晴らしい教えや生き方を学んでいるからである。み使いが語ったように、「生きておられる方を死者の中にさが」すからである。主イエスは復活して、今、「生きておられる方」である。「ここにはおられない」と言っているように、場所に限定されない霊の主である。だから、信仰の目によらなければ、復活の主は見えない。聖書を通して、また、聖書の説き明かしを通して、語っておられる主の言葉に心を打たれる時、信仰の目が開かれる。そこに、十字架の苦しみに勝利された主イエスが立っておられる。語りかける主の言葉によって、弟子たちは復活の主に出会った。復活の主はみ言葉をもって私たちに罪のゆるしを告げ、父なる神の愛と恵みの中に招き入れ、死に勝利する神の国の希望を与えてくださる。私たちは信仰によって、主イエスを礼拝し、主の恵みと霊の力をいただいて、復活の主と共にある人生を歩む。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

文章と音声の転用はご遠慮ください。朗読はすべて教会員によるものです。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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