9月13日
あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。
使徒言行録1章8節
今日の聖句は、復活の主イエスが昇天する前に、弟子たちを呼び集めて語った言葉である。復活し、昇天した主イエスは弟子たちを呼び集めて、この世に教会を建てられる。教会は聖霊によって力を受けると、「地の果てに至るまで」、福音を宣べ伝え、主イエスの証人となる。
聖霊は、イエス・キリストの名によって、私たちのうちに働いて御業を行う神である。教会は主イエスに命じられて福音を宣べ伝えるが、聖霊を受けなければ、その宣教は空しい。私たちの宣教は聖霊によって、イエス・キリストを証しする力を与えられ、人を救う神の働きに用いられる。
主イエスの昇天と再臨の間にある今は、聖霊が教会を通して働かれる時代である。聖霊は主イエスに呼び集められた私たちのうちにすでに働いている。しかし、聖霊の御業が豊かに現わされるのは、祈りのあるところである。教会の宣教活動において、私たちが人間的な努力や力の限界を知り、へりくだって神に祈るところに、聖霊は働いて神の御業を現わされる。
「求めなさい。そうすれば、与えられる。……天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」(ルカ11:9、13)。私たちの捧げる礼拝をはじめ、教会の宣教の働きが、人を救い、生かす神の力となるように聖霊を祈り求めなければならない。私たちは福音を証しする時、会議をする時、人々を教会の集会に誘う時、一日の生活を始める時、神に聖霊を祈り求めなければならない。
著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/
朗読はすべて教会員によるものです。 文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。