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主日礼拝宣教要旨

「キリストの体を建て上げる」朴 思郁 牧師

2024年9月15日(日) 主日礼拝 宣教要旨
聖書箇所 エフェソの信徒への手紙 4 章 11-16 節

 

「キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、結び合わされて、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって造り上げられてゆくのです。」

エフェソの信徒への手紙 4章11-16節

 教会は、ギリシア語で「エクレシア」と呼ばれ、「召し出された者たち」の集まりです。新約聖書において、この言葉は神に選ばれ召し出された信仰者の共同体を指し、旧約聖書の「カハル」と呼ばれるイスラエルの民の集会と同様、神の目的を果たすために集められた者たちを表しています。つまり、教会は単なる集会や組織ではなく、神の御心に従い、キリストを頭として召し出された者たちの共同体です。私たち一人ひとりがこの「エクレシア」の一員として重要な役割を担い、それぞれが賜物を用いて神に仕えるために集められています。 
 エフェソの信徒への手紙4章11節には、神が教会に使徒、預言者、福音宣教者、牧者、教師を与え、それぞれが教会全体の成長に寄与するよう召されたと記されています。これらの役割は互いに補い合い、共に働くことで教会全体が成長し、神の目的を果たすために存在することを示しています。教会はただの集まりではなく、神に召し出され、キリストの体として成長する共同体です。牧師も教会員の皆さんの協力があってこそ、その役割を果たすことができるのです。
 次に、教会の目標についてですが、エフェソの信徒への手紙4章13節には「信仰と知識において一つとなり、成熟し、キリストの豊かさに満ちるまで成長する」とあります。教会が目指すべきは、人数や規模の拡大ではなく、信仰の深化とキリストに倣った生き方を追求することです。私たちは、互いに愛し支え合いながら、共に成長し、キリストに倣う者へと変えられていくことを願っています。この成長は、教会全体が協力し、各自の賜物を用いることで実現します。教会はキリストの体として、一つとなり、成熟していくことが求められます。
 さらに、教会を築き上げる上で最も大切な要素について、エフェソの信徒への手紙4章16節には「教会が愛によって造り上げられ、成長していく」と記されています。教会は、ただ集まる場ではなく、愛によって結びつき、キリストを頭とする体として成長する共同体です。愛は単なる感情ではなく、互いに支え合い、奉仕し合う具体的な行動を伴います。牧師就任感謝礼拝の準備に携わってくださった皆さんの奉仕は、その愛の実践の証です。この愛が教会全体を強め、成長させていきます。そのためには、牧師と信徒が共に協働することが不可欠です。どうか、共に心を新たにし、愛と奉仕の精神でキリストの体を建て上げていきたいと願っています。
 教会の成長は、互いの賜物を生かし合い、愛をもって支え合うことから始まります。これからも神の御心を実現するために、互いに励まし合い、共にキリストに従って歩んでいきましょう。

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