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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「教会のための祈り」朴 思郁 協力牧師

2023年5月7日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所:エフェソの信徒への手紙3章 14-21節

 

「こういうわけで、わたしは御父の前にひざまずいて祈ります。御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。」

エフェソの信徒への手紙3章14節


 エフェソの信徒への手紙には、使徒パウロがエフェソの教会のために祈る内容が記されています。6章からなる手紙には、1章と3章に使徒パウロの祈りが記されていますが、本日の聖書箇所が2度目の祈りです。その祈りを通して、私たちは教会のためにどのように祈るかを教えられます。
 まず、使徒パウロは、「内なる人を強めてください」と祈っています。この「内なる人」とは、人間の霊的な部分を指しますが、キリスト者にとっては、「内なる人」が聖霊によって導かれ、変えられ、成長することが期待されています。そのためこの祈りは、御父の豊かな栄光に従い、御霊の力によって私たち信仰者の内なる人が強められ、成長するように求めているのです。私たちは、聖霊によって、内なる人が成長し強められると信じています。私たちは、内なる人が強められ、成長することで、あらゆる試練や困難の中でも信仰を守り続けることができるのです。
 もう一つ、使徒パウロが祈っているのは、「キリストの愛を知るように」と祈っています。使徒パウロが「人の知識をはるかに超える」と言っているのは、人間の限界を超えた、神による至高の知識や真理を指しています。パウロは、自分がイエス・キリストに出会ってから、過去に持っていた知識や信念を捨て、キリストによって示された神の計画や真理を知るようになりました。その知識が人間の理解力や学問的な知識をはるかに超越していると信じていました。パウロは人間の限界を超えた神の知識や愛を知ることを望んでいます。神に対してより深い信仰を持つことを助けると同時に、他者にも同じような知識や愛を伝えることができるようになることを願っていたのです。
 最後に、使徒パウロは、「神の満ち溢れる豊かさに満たされるように」と祈っています。使徒パウロが「神の満ち溢れる豊かさに満たされるように」と祈っているのは、神の恵みや豊かさが私たちに注がれ、私たちを満たし、充足させてくれることを望んでいるからです。パウロは、神の豊かさが私たちにとって必要であることを理解していました。彼は、人間の欲求や必要性を満たすために、物質的なものだけでなく、神の恵みや御心に従うことが重要であると考えていました。そして教会が困難な状況でも成長し、神の恵みを受け取り、他の人々に伝えることができるように、神の力と導きを求めるために祈っていいました。
 私たちも、私たちの教会がこの世に遣わされたことを意識しつつ、内なる人が強められ、キリストの愛を深く知るようになり、神の栄光をあらわすことができますように共に祈っていこうではありませんか。

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