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主日礼拝宣教要旨

2021年1月31日(日) 在宅主日礼拝宣教要旨 「日々新たにされるための整え」 コリントの信徒への第二の手紙4章16節

 

西川口キリスト教会 戸井田 敦子

「内なる人」は日々新たにされていきます。

コリントの信徒への第二の手紙4章16節

私たち人間は、いろいろなことに期待しながら生きています。けれど、自分の期待が裏切られると、失望したり落胆したりすることがあります。そんな時、計り知れない困難の中にあっても、パウロはなぜ失望も落胆もせずにいられたのかと思います。もしかしたら、それは相手に期待をしていなかったからなのかもしれません。社会や人間に対して、パウロは自分の価値観を押し付けなかった、相手が自分の期待通りになってほしいなんて、最初からパウロの中にはなかった。パウロの期待、パウロの望みは、徹底して、主にのみにあった、ということなのではないかと思うのです。
 主がみ言葉を通して与えて下さる「主の価値観」と、人間が期待する「人間の価値観」。人間はともすると、自分が持っている「人間にとっての」正誤・良悪・幸不幸などという判断を、「主の御心」「主の価値観」と混同してしまうことがあるのではないかと思います。自分が「正しい」と思っているからこそ、これは修正することが難しい。日々新たにされるためには、どうしたら良いか。まず、今の自分を、持っている価値基準やそれまでの人生を、しっかりと見つめ、自分を知ることが必要なのではないでしょうか。
 私たち西川口教会も、2021年度に向けて、将来に向けて、そして牧師招聘に向けて、新たな歩みを始めようとしています。そのため、執事会では、西川口教会の歴史を振り返り、新たにされるための整えの作業を行っていきたいと考えています。人間的な「良い」「悪い」という価値観ではなく、どんな時代に、何をしてきたか、そして教会はどのような状態であり、どんな体質を持っているのか、西川口教会をしっかり見つめ、知ることが必要だからです。自分を知ることから、私たちに必要な次のステップが示されてくるでしょう。大変な作業だと思いますが、パウロに倣い主に信頼し、主が先立ってくださる道を、ご一緒に歩んでまいりたいと思います。


アイキャッチ画像 Bella H.によるPixabayからの画像 

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