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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

2020年5月24日(日)  在宅主日礼拝 宣教要旨「新しいものが生まれる時」コリントの信徒への手紙二 4章16-5章5節

西川口キリスト教会 戸井田 敦子

この幕屋に住むわたしたちは重荷を負ってうめいておりますが、それは、地上の住みかを脱ぎ捨てたいからではありません。死ぬはずのものが命に飲み込まれてしまうために、天から与えられる住みかを上に着たいからです。

コリントの信徒への手紙二 5章4節

今回のコロナウィルス感染の広がりは、私たちの世界をすっかり変えてしまったように思われます。礼拝も会堂に集まれず、新たな方法を模索しました。しかし、「我々は、Web礼拝配信などの方法で礼拝を守り続けているのであって、礼拝をやめているわけではない。」(執事会での朴先生の励まし)のです。

コロナウィルスを経験した私たちは、世界は、これからの礼拝、伝道、牧会を考え直さなければならない、それほどの経験をしているのだ、と思います。礼拝の形も、今まで持っていたものとは違う、新たな形へと変わっていくことになるでしょう。

しかし、5章4節からは、今までの在り方を全否定するわけではないのだ、と力づけられます。地上の住みかである「外なる人」は、今まで生きるために、必要で大切なものだったのかもしれません。西川口教会もまた、長い歴史の中で、その時その時必要で大切なことを積み上げてきたのだと思います。その歴史は、大切なものである反面、膠着した、教会が変わることを拒む価値規範も持っていると言えましょう。けれども、脱ぎ捨てる、大切にしてきたものを捨てるわけではないのです。

み言葉をいただいて、「新たにされた」という意識でいても、無意識の中には古い「外なる人」の価値観が生き続けていることにも気づけない私たちを、主は試練という形で揺さぶられるのかもしれません。試練の中で西川口教会という共同体が練り上げられています。それは「外なる人」の人間的価値観からいったん離れ、主の価値基準はどのようなものなのかを求め続けることなのかもしれません。私たちは主によって変わることができる。教会が新たにされ、また歩み始める、そこには主の希望があり、必ず主が道を示して下さり、私たちが想像もしなかったような「新しい形」に、教会を導いて下さるのだ、と信じて歩んでまいりたいと思います。


アイキャッチ画像 Thank you!! to My pictures are CC0. When doing composings:によるPixabay

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