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主日礼拝宣教要旨

「互いに協力し合う」朴 思郁 牧師

2024年6月23日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所 エフェソの信徒への手紙 4章12-16節

 

「キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、結び合わされて、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって造り上げられてゆくのです。」

エフェソの信徒への手紙 4章16節


 6月のテーマ「教会共同体の絆」に関連し、「互いに協力し合う」というテーマで、エフェソの信徒への手紙4章12節から16節をもとに、教会がキリストの体として一つになることについてご一緒に考えたいと願っています。
 まず、12節にある「聖なる者たちは奉仕の業に適した者とされ」という言葉から、私たちはそれぞれ異なる才能や賜物を持ち、それぞれが独自の役割を果たすことが求められます。教会で奉仕することは、神の愛を具体的に示す重要な使命です。個々に働くのではなく、協力することで教会全体が成長し、キリストの体を形成します。困難な時には協力の重要性が一層顕著になります。互いに支え合うことで教会の力が発揮されます。 
 また、13節では「信仰と知識において一つになること」が強調されています。特に「神学校週間」に関連して、神学生たちの役割が重要です。神学生たちは神学の学びを通して得た深い聖書理解を私たちの信仰生活に共有し、新たな視点を提供してくれます。これにより、教会はより深い理解と洞察を得ることができます。
 そして、15節には「愛に根ざして真理を語り」とあります。真理を語ることは重要ですが、愛に基づいていないと批判や攻撃になりかねません。愛に基づいた真理は教会共同体を強め、結びつきを深めます。愛に根ざした真理の言葉は平和と理解をもたらし、相手の心に届き共に成長する糧となります。
 さらに、16節では、キリストの体としての教会が描かれています。各部分がそれぞれの役割を果たし、協力することで教会全体が成長します。教会の一員として、私たちはそれぞれ異なる賜物を持ち、それを活かして協力することで教会が強く成長するのです。
 今日は「沖縄『ぬちどぅたから』の日」です。多くの命が失われた戦争を振り返る中で、「ぬちどぅたから」(命こそ宝)の精神を心に刻みます。この言葉は、戦争で奪われた命一つひとつが神にとってかけがえのない宝であることを思い出させます。沖縄戦は日本の歴史の中でも特に悲惨な戦闘の一つであり、多くの尊い命が失われました。この日、命の尊さと平和の重要性を再確認しましょう。
 教会はキリストの体として一つの有機的な共同体です。各々が異なる役割を持ち、それを果たすことで成長します。神学生たちの奉仕と学びはその一部として大切であり、リーダーとして成長するために欠かせないものです。私たちも神学生たちを支え、協力し、神学生たちの豊かな学びのために祈りと献金で支援していきたいと願っています。

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