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主日礼拝宣教要旨

「互いに支え合う」 朴 思郁 牧師

2024年6月16日 礼拝宣教要旨
聖書箇所 コロサイの信徒への手紙 3章12-15節

 

「これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。」

コロサイの信徒への手紙 3章14節


 今月、私たちは「教会共同体の絆を強める」をテーマに掘り下げています。すでに「互いに励まし合う」と「互いに担い合う」ことについてご一緒に考えました。日常の励ましや祈り、困難な時の支援が共同体の絆を強める重要な要素であることを再認識し、教会は礼拝の場だけでなく、愛と支えを分かち合う共同体であることを改めて確認しました。この実践を通じて、社会の孤立感や疎外感に応えたいと願っています。 
 コロサイの教会は、使徒パウロの弟子エパフラスによって設立されました。彼は信者たちのために熱心に祈り、愛と信仰を育みました。エパフラスは、信者たちが直面する異端の教えや混乱に対してパウロに助けを求めました。パウロは手紙を書き、エパフラスを支え、キリストの神性と主権を強調し、正しい教えを守るように信者たちを励ましました。この手紙には「互いに支え合う」というテーマが強調され、信者たちが信仰と愛によって結ばれている姿が描かれています。
 コロサイの信徒への手紙3章12-15節には、私たちがどのような姿勢で互いに接するべきかが示されています。まず、憐れみと慈愛を持つことの重要性について考えます。神に愛され選ばれた者として、困っている人々に積極的に手を差し伸べることが求められます。例えば、病気の友人や家族を訪問したり、励ましのメッセージを送ったりすることです。
 次に、謙遜と柔和な心の大切さについて考えます。謙遜とは、自己中心的な態度を避け、他者を尊重することです。教会内や家庭、職場での会議やディスカッションで自分の意見を押し付けず、他者の意見をよく聞くことが大切です。柔和とは、温かく穏やかな態度で他者に接することです。対立や誤解が生じたときには特に重要で、感情的にならず、冷静に話し合うことで建設的な対話を促進します。
 最後に、忍耐と赦しの心の重要性について考えます。困難な状況や対立が生じたとき、すぐに感情的に反応するのではなく、忍耐強く相手を理解しようとすることが求められます。赦しとは、相手の過ちを許し、過去の出来事に囚われずに前進することです。キリストが私たちを赦してくださったように、互いに赦し合うことが大切です。
 これらの姿勢を持つことで、私たちは神の愛を実践し、教会共同体の絆を強めることができます。神に選ばれ、愛されていることを理解し、その愛を他者に分かち合うことで、キリストの愛の使者となるのです。

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