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朗読 『一日の発見 365日の黙想』4月19日

4月19日

互いに思いを一つにし、高ぶらず、身分の低い人々と交わりなさい。自分を賢い者とうぬぼれてはなりません。 

ローマの信徒への手紙12章16節


 キリストによって救われた私たちは、神を礼拝し、神の栄光のために生きる者として召された。すなわち、私たちは共に神を礼拝し、神の言葉を聞き、信徒の交わりをなし、伝道し、奉仕をして、神の栄光を現わす教会を形成する。
 信徒の交わりとしての教会は、この地上において形成の途上にあり、完成したものではない。キリストに罪をあがなわれ、救われたとは言え、破れだらけの人間である。パウロは今日の聖句によって、破れだらけの自分が加えられている教会であることを忘れないようにと勧める。自分を人より賢いとうぬぼれるならば、その人は教会を形成する者ではなく、壊す者になってしまうのである。パウロはコリントの教会に争いがあると聞いた時、「兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを、思い起こしてみなさい。・・・・神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。それは、だれ一人、神の前で誇ることがないようにするためです」と言った(Iコリント1:26~29)。
 教会の形成は、これを構成する信徒たちの能力や品性の高い低いによるのではない。教会を形成する信徒の交わりの絆は、十字架のあがないによって私たちの罪を無条件にゆるし、神の子としてくださるキリストの恵みである。私たちはキリストのあがないの恵みに共にあずかった兄弟姉妹として教会の交わりを持つ。主イエス・キリストが制定された「主の晩餐」は私たちをいつもそこに立ち帰らせる。教会が聖餐共同体(ホーリー・コミュニオン)と呼ばれるゆえんである。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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