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地域と共に歩む桜並木の教会

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朗読 『一日の発見 365日の黙想』4月6日

4月6日

神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。

ローマの信徒への手紙8章14節



 主イエスは世界に神の平和を実現するために来られた。主イエスは「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである」(マタイ5:43~45)と言った。そして、ご自身、十字架の上で、自分をはりつけにした敵たちのために神のゆるしを祈った。主イエスの十字架に、神に逆らう敵を愛し、救おうとする神の熱情(パッション)が示されている。それは、敵をゆるすためにご自分が苦難(パッション)を引き受ける神の熱情である。神は、この主イエスのパッション(熱情と苦難)によって、平和を実現する者たちを起こされる。「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる」(マタイ5:9)。ここで神の子とは、以前は神の敵であったが、主イエスの十字架に示された比類ない神のパッションによって、神の陣営に捕らえられた者である。そのことを、今日の聖句は、神の霊に導かれた「神の子」であると言う。
 神のパッションに迫られて、神の陣営に捕らえられた神の子たちは、今は、神の陣営にいて平和のために働くのである。しかし、そのことはけっして容易なことではない。人々のために苦難を引き受ける熱情を問われるからである。私たちにはその熱情が無くて、神の御心みこころを痛めるばかりである。しかし、失望しない。私たちは神のパッションによって愛され、平和を得ているからである。この神との平和こそ、人と人、国と国との間の平和を願う神の子たちの原動力である。平和への道は、神との揺るがない平和から出発する。


著者:内藤淳一郎 (1999年〜2014年 当教会主任牧師)
2020年にクリスチャンプレスに掲載されたご本人のインタビューを下記のリンクよりお読みいただけます。 https://christianpress.jp/naitou-junichiro/

朗読はすべて教会員によるものです。文章と音声の転用はご遠慮ください。
この朗読は『一日の発見 365日の黙想』の著者、内藤淳一郎氏の許可を得て、日本バプテスト連盟西川口キリスト教会が作成し毎日発信しております。

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