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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

2011年4月17日「強盗の巣」(内藤幹子副牧師)

こう書いてあるではないか。「わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。」ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。(マルコによる福音書11章17節)

主イエスはついにエルサレムに入られ、十字架への道を具体的に歩み始められた。主イエスはエルサレム神殿の在りようをご覧になった。そこでは一見、立派な建物で大勢の人々が麗しく祈りと礼拝をささげているかのような光景が繰り広げられていた。しかしその内実は、「異質な存在」として隅に追いやられる人々がおり、礼拝の場で神と人とに仕えるふりをしながら、実は自分自身を満足させ喜ばせるために、礼拝の場を強奪している人々が支配する場所、それが当時のエルサレム神殿であった。その様相を、主イエスは「強盗の巣」という激しい言葉で表現されたのである。

「強盗」は今も「祈りの家」、すなわち教会、キリスト者そのもの、キリスト者の生活と人生とを支配しようとする。「強盗」は言うべき言葉、心の悲鳴をあげようとする口をふさぎ、諦めと無関心とを強要する。「祈りの家」がまことの主の支配で満たされるために、我々は切実に祈らなければならない。その祈りに応えるために、主イエスは十字架にかかって下さったのである。;;”226″

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