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2010年10月10日「いのちの泉はそこから湧く」

 何を守るよりも、自分の心を守れ。そこに命の源がある。(箴言 4章23節)

 神の言葉を聴き、それを「心に納めて守れ」(21節)とはどういうことであろうか。日本語の「胸に納める」「腹に納める」という表現は、「言いたいことはあるが穏便に済ますため言わずに心の中にしまっておく」というニュアンスを持つ。一方、神の言葉を「心に納めて守る」とは、「神の言葉を自分の中心に置き、大切にする」生き方である。

 「心」とは「わたしの中心」であり、そこを何が支配するかによって、全身に流れる血液の、ひいては生命の質が全く異なってくる。それゆえ、我々は自身の「心」が神によって支配されるよう、ひたすら願い求めなければならない。それは不自由ではなく、むしろまことの命が泉のように湧き出し、全身を潤す幸いを意味する。

 これらのことは「あの人の」「一般的な」事柄ではなく、「あなた」(24節以下)の事柄である。教会学校の分級は、そのことを共に聖書から聴き、分かち合う場所として備えられた。;;”293″

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