同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。(フィリピの信徒への手紙2章2節)
皆が「心を合わせ、思いを一つにして」奉仕し、「献堂感謝礼拝」を献げることができた。このことは決して当たり前のことではなく、教会の信仰の証しである。
冒頭の言葉は、フィリピ教会に対するパウロの勧めである。そのように勧めなければならなかった事情があったのである。パウロは信徒たちを叱咤激励しているのではない。彼らにその勧めを可能にする「キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり」を思い起こさせる。この三一の神の祝福をいただいてこそ、教会は各々の違いを超えて、「心を合わせ、思いを一つにし」、神の御業を行うことができる。そのことが、不信と分裂に満ちた世にあって、教会に与えられた使命である。
私たちは主日礼拝で、「キリストの(赦しの)恵み、父なる神の愛、聖霊の交わり」という三一の神の祝福をいただいて、世に送り出され、神の僕としての証しの道を歩む。たどたどしい足取りであっても、神の祝福が私たちを支え、導いてくださる。;;”233″