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2010年4月25日「大いなる《しかし》」

「しかし、わたしは主によって喜び わが救いの神のゆえに踊る。」(ハバクク書3章18節)

 ハバククはイスラエルが南北に分裂した後、南ユダ王国で活動した預言者である。生活的にも政治的にも不安な状況に置かれているのは、民もハバククも同じであった。ハバククはその名の通り神に「からみつく」ようにして訴え、問いかける。

 そこで与えられた神からの答えは、「カルデア人」(1:6)の支配と暴虐の予告であった。ハバククにとってこの答えは非情かつ不可解なものであった。「あなたは我々を懲らしめるため彼らを立てられた」(1:12)と理解しつつも、なぜ現状が更に悪化し巨悪が幅を利かせるのか納得できない。

 しかし神は言う、「たとえ、遅くなっても、待っておれ」(2:3)。ここに我々の立つべきところがある。現状しか目に入らない時、我々はそれに振り回され一喜一憂する。しかし、まことの神に信頼して生きる者には全く違う視点が与えられる。ハバククの目にも現実は日に日に厳しさを増すものであったが、それでもなお「しかし」と言うことができた。希望を与え、「しかし」と言わせて下さるのは、まことの神のみである。;;”267″

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