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2009年6月28日「今、神の子」

御父が、どれほどわたしたちを愛してくださるかを考えなさい。それはわたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。(ヨハネの手紙一3章1節)

 「ヨハネの手紙一」について、マルティン・ルターは「第一書簡講義」で、こう評している。「この書簡は悩める心を支えることができる。その上、ヨハネ特有の文体と表現様式があり、非常に美しく、そして優しく、キリストを実によく我々に描いてくれている。」と。

 この箇所での「神の子」は、神がイエス・キリストを、十字架の故に「神の子」とされた事とは意味が異なる。ここで使われている「子」という言葉は、両親が愛情を込めて「わたしの子供たちよ」呼びかけるときに使う、親しみに溢れた言葉である。幼子が親を疑うことは無い。

 神がわたしたちに、愛情を込めて「わたしの子供たちよ」呼びかけてくださっているとヨハネは言っている(1節)。そのヨハネも「愛する者たちよ」(2節)と、わたしたちに優しくキリストを教えてくれる。子供が親にするように、解からないことや、不安や恐れを持ったままで、神に身をゆだねることが、わたしたちには許されている。それが、呼びかけに応えるということである。(6月28日石垣茂夫神学生宣教要旨);;”249″

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