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主日礼拝宣教要旨

2018年2月11日(日) 礼拝宣教要旨 「塩は良いもの」マルコによる福音書 9章49-50節

西川口キリスト教会 大城戸 一彦

人は皆、火で塩味を付けられる。(マルコによる福音書 9:49)

「火」は「試練」、「苦難」を意味する言葉でもあり、また、「選択」や「決断」を迫ることも意味するそうです。

迫害に苦しむ弟子たちとって、その「試練」、「苦難」は、右を選ぶか、左を選ぶか、イエス・キリストを選ぶのか、挫折して故郷に帰るのか、決断を迫る場面に立たされていたことでしょう。

そして、弟子たちは、イエス様との触れ合いを通して、「試練」や「苦難」は、失望に導くものではなく、新しい生き方へと誘ってくださる神の業であるとの信仰に、かえって強く生かされていったのだと思います。

「火」は〝霊の火〟、聖霊であるともいえます。

聖霊は、私たちを聖書に導き、イエス・キリストの言葉を紡ぎだしてくださいます。

厳しい中での選択肢を、神様から与えられた時、聖霊によって、真理に触れて、信仰が、鍛錬され、スピリットが与えられる・・・・、「火で塩味を付けられる」とは、このようなことであると思います。

地の塩として、イエス・キリストに召し出された弟子の関係に、私たちも与っています。

イエス様の生涯を目の当たりにした弟子たちのように、イエス様の十字架の死によってもたらされている神との和解の確信を、より強く備えられたいと思います。

コロサイの信徒への手紙4:6には、こう書かれています。

4:6 いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう。

パウロは、獄中から、勧めの言葉としてこの手紙を書きました。キリストの福音に触れたことのない周囲の人たちに〝塩で味付けされた快い〟言葉を通して、福音を語りなさいと進めているのです。

多くの試練を経て、鍛錬されてきた弟子たちであるからこそ、〝滅び〟から〝いのち〟に変えられた福音の神髄が語れるのだと、励ましてくださっています。

〝火で塩味を付けられた〟信仰をもって、イエス・キリストの福音の神髄を証しする、これが私たちに与えられた課題であると思うのです。

 

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