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主日礼拝宣教要旨

2017年9月10日(日) 礼拝宣教要旨 「神が望んでおられること」テサロニケの信徒への手紙1 5章16-18節

西川口キリスト教会 斎藤 信一郎 牧師

 

主題)「神が望んでおられること」Ⅰテサロニケ5章16-18節

「これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」

 

4月に脳幹出血で緊急入院し、10日間の安静治療を受けていた時期は、かつてないほどに「いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝」できる日々でした。しかし、退院後に徐々に明らかになって来た後遺症に加え、家族がそれぞれにストレスを抱え、体の不調を訴えるようになるにつれ、家族内の人間関係がぎくしゃくして心身ともに最悪の状況を経験することになりました。神の圧倒的なお守りと癒しを経験した後だけに、一層心に重くのしかかる試練でした。しかし、このどん底の状況の中でこそ、実感できる神の御言葉の確かさがあります。

私が個人的に望む現実と神が私に望んでおられる現実は違いました。また、私が望んでいることと、家族が望んでいることが必ずしも一致しないことを改めて痛感しました。そして、私に起きた深刻で苦しい状況は、内容こそ違え、他の教会員も直面している現実であることを知らされました。このような状況が多方面にあるにも関わらず、現実を乗り越える鍵はキリスト・イエスにあることに感謝します。キリストは十字架に付けられ、人生最大の試練のただ中で他の人のために執り成し祈ることを選びました。私たちも自分の十字架を背負ってキリストに従うように招かれています。私たちの辛い現実のただ中で、キリストに倣い、自分の十字架を担ぎ、互いに執り成し祈り合うことに集中する時、クリスチャンは神の平安に包まれることができます。

この原則について考えさせられて以来、より多くの時間を執り成しの祈りに向けるように導かれました。世界では現在深刻な問題が数多く起きています。自分の身に起きていることを直視しながらも、キリストに倣って他の人の現実を自分の問題とし、執り成し祈る時、私たちはこの世にあって神が望んでおられるキリストに倣う生き方をすることができます。このように確信しながら、再び皆さまの前で宣教できるように祈り、支えて下さった皆様に心から感謝します。

 

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