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主日礼拝宣教要旨

2015年4月26日 「義のために門をたたく」 ローマの信徒への手紙 10章9~15節(斎藤信一郎牧師)

「義のために門をたたく」2015年4月26日 ローマの信徒への手紙 10章9~15節

 

【新共同訳】

10:9 口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。

今月は主の祈りの第三の祈り「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」の理解を御言葉から深めて参りました。第三の祈りは聖霊の関わりが不可欠の祈りであると共に、私たちを通して神の義を実現していく覚悟を持って祈ることが大切であることを学びました。神の義とは様々な表現の仕方がありますが、今回は神が共に働かれることを常に祈り求め、模索し、また他の人にも協力を願い求めながら御心を実現していくことだということを確認して参りました。

神は御心を求める者たちに先立ってあらゆる事柄を整えていて下さるお方です。時には私たちの直面する様々な試練や問題さえも神は御心の実現のために用いて下さいます。私たちは途中で起きる出来事に一喜一憂することがあるとしても、万事を益として下さる神に信頼して希望を失わずに前に進めばいいのです。また多くの場合、神は神ならではの人事としか言いようのない仕方で御心を実現することができるための協力者を導いて下さいます。その人物の協力を求めて門をたたいて要請する時、門は開かれ、御心の実現へとさらに大きく前進していくことができるようになります。

私は前任の平針教会において立場上、会堂建築が実現していくプロセスを大きな視野と舞台裏からの視点で見させていただくことができました。そこには常に信仰が試され、神の義が問われる場面がありました。しかし、共に信仰によって前進することを決意する度に神がどれほど私たちのためにすべてを整え、ずっと以前から導き続けて下さっていたかを確信することができました。互いに信仰を持って協力しあいながら神の御心を実現して行くことは、神が私たちの人生に関わって下さっていることを確信しながら生きる人生を手に入れることに通じます。共に主の御業を体験して参りましょう。

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