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主日礼拝宣教要旨

2015年4月19日 「神の義を探す場所」ローマの信徒への手紙 3章21~26節(斎藤信一郎牧師)

「神の義を探す場所」 2015年4月19日 ローマの信徒への手紙 3章21~26節

3:22 すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。
3:24 ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。

 

主の祈りの三番目の祈り「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」という祈りは、神の側と私たちの両方が力を合わせることが前提になっている祈りです。すなわち私たちが神との正しい関係を回復し、救われるには神の側ではキリストによる罪の贖い、そして私たちの側では信仰によってキリストを信じるという二つの条件が合わさって初めて神の義が完成するのです。キリスト教の祈りというのは、一方的に神に祈り、その後は神に任せてただ待つというものではありません。肝心なのは神だからこそ関わっていただける余地を残した祈りにすること、そして私たちの側でもすべきことをして祈りを実現していただくものにすることです。聖書の神は常に私たちを用いて御心をこの世に実現していかれます。従って第二段階では、神の御心に適い、神と私たちの両方の協働作業によって願いが実現するような解決策を探し出す努力と祈りをすることが要になります。そのためには、今月の主題聖句であるマタイによる福音書7章7節の御言葉が励みになります。すなわち「探しなさい。そうすれば、見つかる。」という御言葉を信じて祈ることです。私はこれまでの牧会経験から神は求める前から私たちの祈りに備えてあらゆる事前準備を行って下さっています。私たちの過去の不信仰や失敗さえも用いて下さることができるお方です。このお方に祈る時はひたすら信頼と信仰を寄せて祈り求め、また実現方法を探し求めることです。この第二段階も時には時間がかかり、忍耐する必要があります。そしてその探す場所とは私たちの実力と神の御業とが合わさったところを探すのがポイントです。しかしそこを探し当てることが出来た時、神の御業と備えと愛を豊かに体験することになります。

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